ワックスは、もともとはミツバチの巣

そもそもワックスって何だろう? 疑問はそこから始まりました。直訳すると、蝋。人類史上、 もっとも最初に発見されたワックスは、ミツバチが巣を作るときに使っていたものなのだそうです。 これは、ミツバチが体内から分泌する液で、体外に出て空気に触れると固まる性質があるだそうです。

油から蝋、水性、樹脂へ

さて、そんなワックスですが、ここではフローリングワックスがテーマですから、床に絞って 歴史を追ってみることにしましょう。日本では、フローリング以前、板張りの床が普及してきた戦後から昭和30年代までは、油を使って床を手入れしていました。油は独特のにおいがあり、 また成分にほかのものが混入していることもあったりしたので、こまめに掃いたり拭いたりすることで、清潔を保っていました。

その後、昭和30~40年代には、蝋が素材の水性ワックスが主流。油に比べると塗りやすく、塗った直後はピカピカで油とは比べ物にならないぐらいキレイだったとか。でも滑りやすかったり、時間が経つと蝋が粉になって浮いてきたりするので、週に一度は塗らなくてはもたなかったそうです。耐久性も弱かったということのこと。

現在に至る最初の床革新(大げさ)は、40年代にアメリカから導入された樹脂系ワックス。 これが、形を変え様々に発展しながら、現在も続いているというわけです。

シックハウス症候群、対策商品について

10年ぐらい前、話題になったシックハウス症候群は、建築建材に含まれる科学物質が原因。 樹脂系ワックスもそのひとつでした。小さな子供や赤ちゃんなど、床に近い位置で生活する人にはとても大きな問題ですよね。現在では、ホルムアルデヒドの含まれない、あるいは極力抑えた商品が出て、安全に使えるようになっています。